3/19 朝日新聞千葉版・八ツ場ダム 「不要」市民の声続く 

3/19 今朝の朝日新聞千葉版に、知事選特集第3回、主題ー八ッ場ダム「不要」市民の声続く。副題ー県「中止は非現実的」と困惑。として、やんばの工事写真を入れ、八ッ場ダム問題の記事が掲載されました。

Asahi.comでも以下の記事が掲載されました。(全文転載)

あしたを選ぶ 千葉の課題
【3)八ツ場ダム 「不要」市民の声続く】


 群馬県・草津温泉に程近い山あいの道沿いに、川原湯温泉の古い温泉宿が並ぶ。源頼朝が見つけたとされ、若山牧水ら多くの文人墨客が訪れた同温泉周辺が、首都圏最後の巨大事業といわれる八ツ場ダムの建設予定地だ。

市民団体「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」共同代表中村春子さん(64)は10年ほど前、千葉市中心部から約170キロ離れた同地を初めて訪れた。

「千葉に水を引くためにこの地を水没させるのは、都市部のエゴ」。そんな思いを抱いた。

国と関東6都県による同ダム事業は、事業費が4600億円。周辺工事費や利息を合わせると、計8800億円に上る。千葉の割り当ては総額760億円とされ、すでに324億円を支出したという。

    ■ ■

ダム構想が持ち上がったのは1952(昭和27)年。利根川流域に被害を及ぼしたカスリーン台風の教訓から、洪水軽減を図ろうと、利根川の支流の一つ、吾妻川で計画された。利水も含めた多目的ダムとされ、約550万人分の水を供給できる有効貯水量9千万立方メートルは、利根川水系で3番目の規模だ。

利根川の最下流部に位置する県は、治水と利水の両面で同ダムを必要として、事業に参加した。

86年の基本計画では、事業費は2100億円で、00年に完成する予定だった。だが水没地の住民の生活再建や物価の変化、工事の難しさなどで費用がかさみ、工期もたびたび延ばされた。昨年9月、完成予定が15年度に先送りとなった。道路や線路の付け替えといった付帯工事が進められるが、ダムの本体工事は始まっていない。

県が昨年9月に発表した長期水需給調査は、同ダム完成を想定し、20年度、需要を1日あたり238万立方メートル、供給を同266万立方メートルと試算し、供給が需要を上回るとした。しかし、県は、「10年に一度の渇水」(県水政課)を考慮した場合、わずかに需要が供給を上回るとして、同ダムの早期完成を求める。

「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」は、首都圏の水利用がここ10年横ばいの状況で、人口減なども考慮すれば、同ダムは不要だと主張する。千葉以外の5都県の市民団体と連携し、ダムへの支出中止を求め、知事らを相手に訴訟を起こしている。

訴訟は04年に始まり、弁護士約40人を擁する。だが、今でも「『群馬のダムがどうして千葉で問題なのか』とよく聞かれる」という。中村さんは、同ダムの是非を問う候補者が複数いる知事選に期待を寄せる。

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 熊本県では昨年、新知事の判断でダム計画が休止となった。また今年に入り、滋賀県のダム建設をめぐって、同県や大阪府、京都府が国に反対を突き付けた。

 県の担当者は「八ツ場ダムは国の事業という大前提がある。すでに着工している橋脚や道路などを途中で止めて、ダム建設に合意した地元の人たちの生活はどうなるのか」と話し、中止は非現実的と顔をしかめる。一方、中村さんは「水不足ではないのに、ほかの県の自然を破壊してまでダムをつくる必要はない。勇気と英断をもって撤退する知事を選びたい」と話す。

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