STOP八ッ場通信 7号P2【千葉県議会の八ッ場事情】 

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7号2ページ

 昨年12月、国交省は八ッ場ダムの工期を5年延長すると突然発表。無理に無理を重ねて引っ張ってきたダム計画が、いよいよ大きなほころびを見せ始めた。
年末には千葉県をはじめとする関係都県に意見照会がきたというので、これは2月議会に議案として出てくるぞ、と待ち構えていたら、期待通り(?)の結果が出た。
議案第50号「八ッ場ダムの建設に関する基本計画の変更に対する意見について」
変更内容は次の3点である。
1.目的 最大出力11,700キロワットの発電を追加
2.堤高 131.0m→116.0m
3.工期 昭和42年度~平成22年度
          ↓
     昭和42年度~平成27年度
 工期の延長は今回で2度目。前回は平成12年度完成予定を10年延長し、平成22年度とした。そのとき国交省は「工期は延長するが総事業費の変更は無い」と断言。ところがその舌の根も乾かぬ2年後に、事業費を2110億円から4600億円へと倍増させたのである。
2度あることは3度ある?
 当然今回も「事業費の増額はない」と言われて「はい、そうですか」とウノミにするわけにはいかない。で、さすがに国に従順な千葉県も、次のような「意見」を特別に付した。
1.工期を厳守すること
2.更なるコスト縮減を図り、総事業費の圧縮に努めること
 こんなまだるっこい表現ではなく、はっきりと「事業費の増額は1円も認めない」と書けばいいのに、と白戸副知事に言ってみたが、「はあ?」という顔をされた…
 常任委員会のトリック
 議会には8つの常任委員会があり、議案はそれぞれに分かれて審議される。最後に本議会で採決されるが、これは単なる儀式。その前の常任委員会で、ほとんど全てが決まってしまうのだ。
 2月議会で議案第50号が付託されるのは「県土整備常任委員会」。しかし、県土整備部はダムの治水部分のみを所管する。利水は「総合企画部」の水政課。なのに総合企画常任委員会には全く付託されていない。八ッ場ダムの目的は利水と治水の両面であるはずなのに、なぜ治水部門でしか審議しないのか?
 ひとつ推測されるのは、利水の面で八ッ場ダムの根拠が急速に弱くなっていることだ。社会保障・人口問題研究所の予測では、千葉県の人口は平成22年にピークを迎え、八ッ場ダムが完成する平成27年には、既に減り始めている。
 ブが悪い利水に比べ、治水はまだしも言い訳が立つ。地球温暖化による異常気象で洪水の多発。「200年に一度の大洪水が来たらどうする!」と県は相変わらず強弁。
 しかし、今大切なのは、八ッ場ダムが本当に必要なのかを県民参加でしっかり議論することだ。そのためにも、利水と治水の両方を議会で十分審議することが必須だと考え、両常任委員会への付託を要望していく。県は逃げ腰にならず、この際堂々と議論を受けて立ち、100年先を見越しての水政策を打ち立てていくべきである。

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