第3回裁判報告 

「聞こえますか?」午前11時定刻、裁判長の問いかけで裁判が始まった。裁判を市民に分かりやすく、声を大きくして欲しいと要望したためだった。
 最初に、原告側代理人の拝師(はいし)弁護士が今回提出した第1準備書面(リンク)の概要の説明。ここも、準備書面を原告、被告が裁判長に提出するだけで、陳述に代えると言う従来のやり方ではなく、市民に分かるように、口頭陳述(説明)して欲しいという要望に沿ってのことだと思う。
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 その訴状の請求趣旨第2項では「水道局長および企業庁長が国交省大臣に対し八ッ場ダム使用権設定申請を取下げる権利の行使を怠る事実が違法であることを確認する」とした。
 この点について、千葉県側(被告ら)は却下を求めており、重ねて反論した。また、水道局長や企業庁長に対して住民監査請求を行っていない故、住民監査請求前置の建前に反するとして却下判決を求めている点についても反論。無用な議論に拘泥されることなく、速やかに本案審理に移行するよう強く求めた。

 続いて、千葉県側(被告)の伴弁護士もマイクを使って公金支出についての経路や権限について説明。

 法廷での弁論を分かりやすくと、村越代表が裁判所に申し入れたが早速反映され、良い取り組みだったと思う。台風一過の朝であったが、傍聴者60名ちかくほぼ満席。最後に裁判長から双方に次回までの宿題。それぞれの準備書面、提出期日は10月28日、閉廷となった。第4回裁判の期日は11月18日(金)午前11時から。

 裁判終了後の意見交換会には50名ほどが参加。弁護団からは軽井沢で夏期合宿を行ない勉強した報告。藤原信さんからもレクチャーを受け検討を重ねた。その結果として優れた準備書面ができたとの話もあった。
 原告も傍聴者も、ボランティアの弁護士さんたちとの接点は少なく、裁判に向けての地道な作業実態などほとんど見聞きしないので、改めてご尽力に感謝の機会ともなった。また、田尻賞受賞の嶋津さんから衆議院選挙に関して各政党への公開質問状やマニフエスト明記など最近の取り組みについて説明をいただいた。

 会合のあと、NHKのDVD「地下水ビジネス」を上映した。帯広市の例では、企業が安い自前井戸の地下水に移行するために公共水道の大口使用者が減って、ダム建設費の負担が料金値上げの形で一般消費者に跳ね返っている現状。そのドキュメントであった。

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