STOP八ッ場通信16号 P1【裁判は今、そして今後の展望】  

STOP八ッ場通信16号 P8

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<裁判は今、そして今後の展望>
千葉訴訟弁護団事務局長 中丸素明

8月実施の証人尋問で圧倒!(東京訴訟)
 去る8月7日、全国の先陣を切って東京訴訟の控訴審で、二人の証人尋問が行われました。一人は、ご存じの嶋津暉之さん。嶋津さんは利水に関して、東京都の水需要予測があまりにも実績値と乖離していたばかりか、昨年度の一日最大配水量は480万トンであるのに今年の3月、2020年度に593万トンという馬鹿げた予測値を公表したこと、東京都の保有水源からすれば八ッ場ダムの必要性は全くないこと、などをグラフを用いながら事実をもって分かりやすく証言しました。治水に関しては拓殖大学の関良基准教授。関先生は、基本高水について、国交省や日本学術会議が森林の保水力を無視するなどして最終流出率を過大に設定していること、そのため実際の流出量とは大きな乖離を生じていること、などを客観的なデータを示して明らかにしました。嶋津証人に対しては反対尋問がなく、関証人の証言もビクともしませんでした。どんなに公平に見ても、原告・住民側が圧倒した法廷となりました。

最大の山場を迎えた東京訴訟 ー 裁判官3人を忌避
 その一方で、東京高裁(大竹たかし裁判長)は、住民側が申請していたその他の7名の証人の採用を全て却下しました。国交省の担当部長・課長、東京都の水道局長や河川部長、そして学術会議の検証責任者など、実態を解明し、責任の所在を明らかにするためには、欠かせない証人ばかりです。原告・住民側は熟慮した結果、この裁判官達には事実を究明するために審理を尽くそうという姿勢が見られず公正な裁判を期待できないと判断し、忌避(この裁判官の裁判を受けないとの申立)をしました。そのため、裁判はその結論が出るまでストップすることになります。訴訟は、大きな山場を迎えたといえます。

千葉訴訟の現状    
 千葉訴訟は、2010年(平成22年)1月19日に千葉地裁の不当判決を受けて控訴して以来、進行協議(2面に続く)

STOP THE YAMBA DAM vol.16
CONTENTS
裁判は今、そして今後の展望 ……中丸素明
利根川流域市民委員会再結成 ……中村春子
八ッ場ダム問題と利根川水系河川
整備計画の策定  ……嶋津暉之
八ッ場ダム予定地の現状
         ……渡辺洋子
「東京の会」の裁判を傍聴して ……服部かをる
弁護士は語る   ……島田 亮
地滑り対策の費用が膨らむ二瀬ダム・滝沢ダム
               ……入江晶子
河川村・原子力村       ……村越啓雄
本の紹介/お知らせ
編集後記           ……坂倉敏雅

八ッ場ダムをストップさせる千葉の会
代表:中村春子・村越啓雄
住所:〒285-0825 千葉県佐倉市江原台2-5-29
TEL/FAX:043-486-1363
E-mail:yanbachiba@gmail.com
ウェブ:http://yanbachiba.blog102.fc2.com/
第16号 2012年8月20日発行

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