STOP八ッ場通信16号 P2【利根川流域市民委員会再結成】 ほか 

STOP八ッ場通信16号 P2

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(1面続き)期日を重ねてきました。8月31日に次回期日が入っています。これまで2年半をかけて、8月に提出予定のものを含めると、控訴理由書(239頁)と10本の準備書面を提出し、千葉地裁判決がいかに過ちを犯
しているかを明らかにしてきました。
 ご承知のとおり、八ッ場ダム訴訟は6都県で一せいに提起されました。いろいろな経過から、東京訴訟が先陣をきり、これに千葉・群馬・茨城が続き(この3事件は相手方代理人が同一弁護士)、さいたまと栃木がそのあとに続くという進行になっています。各地の弁護士が東京訴訟に知恵を結集し、その成果を各事件に持ち帰るという構図ができています。したがって、東京訴訟での忌避は千葉訴訟にも大きな影響を与えることになります。このままの進行で行けば、あと数回の進行協議を経て証人調べに入ることになると思われます。

課題そして展望
 これまでの主張・立証で、八ッ場ダムが治水の面でも利水その他の面でも、築造する必要は全くないことを明らかにできたと確信します。ただ、事実を素直に、そして冷徹に見さえすれば、自ずから明らかなことです。ところが、この国では相手が国・地方公共団体・御用学者・ゼネコンとなると、そんな簡単なことが素直には通じないのです。今「原子力村」が話題になっていますが、そっくり同じことか「公共事業村」「ダム村」でもまかり通っています。こんなことを、いつまでも許す訳にはいきません。私たち法律実務家は、何よりも事実を大切にします。
そして、どんなに壁が厚くとも、ひるむことなく誠実に説得につとめるのが使命です。今後とも、原告や思いを共通にする皆さんと力を合わせて、何としても勝訴し、このムダな公共事業をストップさせるために全力を尽くす決意です。勝利の日まで、ともにたたかい抜きましょう。

<利根川流域市民委員会再結成>

「利根川水系河川整備計画」に流域住民の意見反映を!
 2006年に利根川水系河川整備基本方針は策定されましたが、八ッ場ダムが必要か否かを定める「利根川水系河川整備計画」はなぜか未策定のままです。当時、流域住民の安全を守るために何が問題で何が必要かを確認するため、流域の漁協や環境団体、市民が集まり、「利根川流域市民委員会」を結成しました。そして、霞ヶ浦導水事業や利根川上流から下流までの問題の個所を歩き、当事者の方々から説明を受けました。
 国は、その後も整備計画がないまま八ッ場ダムの関連工事を進めてきました。民主党は八ッ場ダム中止宣言をしたにもかかわらず、昨年末突然中止を撤回。しかし、多くの反対の声に押され、「河川整備計画」の策定が本体工事着工の条件の一つになりました。
 そこで急きょ、4月29日に再結成集会を開き、
①計画に関係住民の意見を反映させる方法の確立
②計画を策定する有識者会議の民主的な委員選定と運営
③ゼロからの河川整備計画の策定
を求める要請文を国土交通大臣関東地方整備局長に提出しました。6月には多くの人に呼び掛け、河川整備計画の策定と治水安全度に関するパブリックコメントを提出しました。

利根川中流部の"あぶない"堤防の実態を探る見学会実施 7/22
ここが切れたら34兆円の被害?

 決壊の恐れありと八ッ場ダムの必要性の根拠に挙げられている堤防を伊勢崎市の八斗島から野田市関宿まで、大熊孝先生(河川工学)と嶋津暉之さんの説明を受けながら、約60kmを巡りました。
・八斗島では過去60年間、最大だった98年9月の洪水でも、堤防までの水位は4mほど余裕があり、八ッ場ダムができても水位は最大13cmしか下がらない。
・2010年9月の洪水で漏水した堤防は、土より少し強い素材で補強すれば堤防はなかなか切れないとのこと。
 ダムを造るより壊れにくい堤防が必要ではないかというのが多くの人の感想でした。 
(中村春子)

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