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STOP八ッ場通信11号P1【不当!千葉地裁判決】 

STOP八ッ場通信11号
【不当!千葉地裁判決】

~肝心な判断を避けたモノマネ判決~

 1月19日午後1時過ぎ、千葉地裁100席の大法廷は満席だった。その中で5年間原告と弁護団が意を尽くして訴えてきた八ッ場ダムに関する「公金支出差止め等を求める」住民訴訟の判決は「却下、棄却」だった。私たちはダム現地、利根川流域の堤防調査、治水利水上の国が出す種々のデータの分析から八ッ場ダムが不要であり、かつ危険性を伴う事業である確証を得て、それらの証拠はすべて提出していた。
地方自治法の本旨は、「最小のコストで最大の効果」を行政の執行者に求めている。従って、「県民への利益のない八ッ場ダム事業に莫大な税金を投入することは違法であるから司法の役目としてチェックして下さい」と原告は求めたのであった。しかし、千葉地裁の堀内明裁判長他2名は事実を検証することなく、被告千葉県ひいては国の言い分を全て鵜呑みにした判決を出した。そしてそれは東京判決文の写しそのものだった。判決文は「明らかに不合理であるとは認められない」「著しく不合理であるとまでは言えない」の連発である。
例えば、
  • 利水上の過大な水需要予測は合理的な裁量の範囲を逸脱して違法であるとまでは言えない。
  • 治水上の利益を受けることがないとは言えない。
  • ダムサイト周辺の基礎地盤の脆弱さについては、問題があることが明らかであるとは認められない。
  • 地滑り地帯であることについては、国はダムができた湛水後に安定性を再確認すると言っているし、今後も対策に修正を加える予定をしているのだから地滑りの危険性があることが明らかであるとは認められない。(もっともっと税金を使うことを認めている。)
  • コンクリートも溶かす強酸性の水質を中和させるための品木ダム問題は堆積したヒ素を含む汚泥が飽和状態で地域の環境を悪化させていることも何ら問題がない。
  • 八ッ場ダム事業で環境影響評価等に違反があったとしても、千葉県に責任はない。
  • 名勝吾妻渓谷はダムができても景観上の影響は小さい。加えてダム湖の水質の問題も生じない
など、自らの感性の欠如を意識せず視線を上にしか持ちえないヒラメ裁判官の面目躍恕というところ…だ。
また、原告は種々の主張をするが、国の基本計画に基づき建設される八ッ場ダム自体に瑕疵が重大かつ明白であるという特段の事情は認めるに足りないとまとめている。それではなぜ完成年度を2回も変更し、事業費も倍増し計画から57年経っても本体事業さえも手つかずなのか、地元住民に対して代替地での生活を補償すると言いながら約束を守らず多くの人の転出を止められず地域を崩壊させたのか。
そして特別会計を含め千葉県が3兆円もの借金を抱え財政破綻に瀕している中、建設費、関連事業費、起債利息など含め約760億円も確実性のない事業に投入する無益さを原告側が強く訴えたにも拘らずこの判断を避けたのが千葉判決最大の欠陥である。行政が進める公共事業の無駄遣いを司法の場でチェックしようとせず、行政の裁量を限りなく認め、むしろ「無駄な公共事業を奨励するもの」になり下がってしまっている。私たちは直ちに東京高等裁判所へ控訴の手続きをとり、弁護団の皆さん、他の都県の原告の皆さんと共に次への闘いを始めます。今後とも皆さまのご支援をお願い致します。
(中村春子)

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