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八ッ場ダム: 費用便益とは何ぞや? 

【八ッ場ダム: 費用便益とは何ぞや?】(「大野ひろみの県県GO!GO!」2009/09/21記事より引用転載)

 昨日の朝日新聞の2面「ダム見直し賛否噴出」という記事で、「費用便益」という
数字が出ている。「ヒヨーベンエキ? 何、これ?」と思う方は多いだろう。
 
費用便益とは、費用対効果を数字で表すもので、道路やダムなど主に公共事業に
使われる。もっと平たく言えば、「この工事は、これだけコストをかけてもペイするか?」、
つまり、工事の必要性を図る指標であり、数字が高いほど、「ペイする」ことになる。
 
で、国交省発表の八ッ場ダムの費用便益は 3.4
 
湯西川ダム(1.5)や、霞ヶ浦導水(1.2)に比べて頭抜けて高い数字だ。
数字だけ取り上げれば、「ほら、やっぱり八ッ場ダムは必要じゃないの」となる。
 
が、お立会い。これこそ数字のマジック。引田テンコーさんもびっくりのタネも仕掛けも
テンコ盛りの「まやかし手品」なのだ。
 
◆国交省が「3.4」とする根拠
「八ッ場ダムができると、吾妻川の流量が一定化し、吾妻渓谷の景観が改善される。」
◆反論
八ッ場ダムができると、吾妻渓谷の上流は破壊されてダム湖の底に沈み、ダムの下流
の渓谷も、そびえ立つダムで景観がさえぎられ、岩が苔むして見るも無残な姿になる。
渓谷は、時々洪水で岩肌を洗われることで美しさを保っている。
すぐ近くにある三波石峡は昔は有名な美しい渓谷だったが、下久保ダムが作られたあと、
岩にコケや草が生えてしまい、今は見る影もない。
 
◆国交省「八ッ場ダムは洪水を大幅に減少させる」
◆反論
 国交省は、「利根川の氾濫は上流と下流とで同時に起き、堤防がこわれ、首都圏が
 一気に洪水に襲われる」としているが、こんなこと現実に起きるはずがない。
 実際の洪水では
 上流ブロックで氾濫すれば、洪水の一部が外に逃げて水位が下がるため、
 下流ブロックでの氾濫は起きにくくなる。
 お役人は机の上で考えるから、「上流と下流が全て同時に氾濫する」などという
 珍現象を思いつくのだろう。幼稚園の子どもでも、水は高いところから低いところへ
 時間をかけながら流れることを知っている。
 
ちなみに、国交省は2007年12月の事業評価では、費用便益を「2.9」としていたが、
なぜか1年後には「3.4」に引き上げた。よほど数字の裏づけがほしかったようだ。
どちらの数字も疑問だらけなので、「八ッ場あしたの会」から国交省八ッ場ダム事務所に
今年6月2日に公開質問書を送ったが、3ヶ月以上経った今も、回答はなし。
タネも仕掛けもトッピ過ぎて、国民には知られたくないのでしょうね。

 

以上のもっと詳細な説明は以下のリンク(八ッ場あしたの会)でご覧いただけます。
 
国交省八ッ場ダム事務所への公開質問書

費用便益計算の矛盾についての解説
 「八ッ場ダムによる吾妻渓谷の景観改善(事業評価の問題点)」
「洪水についての問題点」

 「八ッ場ダム事業の費用便益計算の問題点について(その2)


コメント

工事再開ありき

前原国土交通大臣が八ツ場ダム建設地にて視察を行っておりますが住民が午後からの意見交換会に出席しないとか。出席しない理由が工事中止ありきで話をしてもらちがあかないと馬鹿みたいなことで。まるで必死さが感じられない行動の取り方に20代の私は呆れています。第一に住民側もダム完成ありきであること。第二に自分達の生活について国交省のトップに意見をぶつけられる絶好の機会を自ら棄てること。駄々をこねる子供が如き対応に必死さが感じられないので私的には中止でいいんじゃないでしょうか。大人なら筋を通せ!!

追伸→質問ですが完成後にかかるダム維持費がどれくらいかかるのか?それとその維持費はどこが賄うのか?分かれば教えてください。

断固建設それしかない!とゴネる住民に一抹の違和感

>視察を行っておりますが住民が午後からの意見交換会に出席しないとか

ニュースで見ました。
地元住民が気の毒で、今まであまり考えないようにしてきたけど、どうして話し合わないのかわからない。
もともとダムに反対だった住民が、ダム中止で生活再建て話に「ダム中止後の生活再建は想定できない」ってどうしてなんだろう? 
「なに、この人たち??」というモヤモヤ感が湧いてきてしまう。
まだ工事も始まらないダムを断固中止反対!!という迷いのなさとゴネまくりに不自然さを感じるのはワタシだけか?

今までおかしな論理が当たり前に通るのを「そんなものさ」と諦めてきた市民としては、政権交代後の変化に興奮してる。
マスコミは政策の内容について検証もせずに批判意見ばかりを拾い垂れ流して、これまたどういうわけか足を引っ張ってるけど(少しくらいならそれも新政権の「筋トレ」になるんじゃないかなんて思うけど)、いつまでもそればっかりじゃ、どこぞの強力な圧力が働いているんだろうと考えざるを得ないじゃない。
旧勢力と手を結んで肥えてきた方面にとっては新政権の打ち出したマニフェストなど、迷惑以外の何ものでもないだろうから。
こんな「方面」の情報操作になんか、騙されたくないね。
こう言う時こそ、各社の報道姿勢をしjっかりチェックして、まともなとこはどこかを見極めたいものだ。

ダム完成後簿維持費

>追伸→質問ですが完成後にかかるダム維持費がどれくらいかかるのか?それとその維持費はどこが賄うのか?分かれば教えてください。

さくらさま、ご質問ありがとうございます。分かる人に問い合わせてもらいました。以下を参考になさってください。

9月11日の東京新聞によれば、「八ッ場ダムの年間の維持管理費は八億~九億円と国土交通省が試算していている」とありますから、約10億円ということになります。
維持管理費も現在の建設費の負担割合と同じ割合で利水者が負担します。(利水予定者が45%)

その他に完成後に利水予定者が負担するものとして、国有資産等所在地市町村交付金があります。これは年度によって変化していきますが、しばらくの間は10億円程度です。

これは固定資産税の代わりに国が長野原町に支払うものですが、負担者は利水者です(発電も少し)。

ですから、ダム完成後に利水者が支払うのは毎年15億円程度となると考えられます。

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