STOP八ッ場通信10号P2【政官業+司法が奏でる東京四重奏判決】 

*第20回裁判(6/23)10:30~結審の行われる法廷が601号法廷から201号法廷に変更となりました。 ご注意ください。

↓クリックで拡大
STOP八ッ場通信10号

【政官業+司法が奏でる東京四重奏判決】
一旦始まった計画は、政官業トライアングルが断ち切れず、なかなか止められない」
これに司法が加わったのではないか、と思わせる判決が、5月11日に東京地裁で出されました。

 午後2時、各地から参加した原告団、弁護団などで満席の東京地裁103号法廷で言渡されたのは「一部却下、その他は棄却」の判決でした。
 判決は、判決要旨の言渡しもなく、あっという間に閉廷となり、開かれた司法制度に向っているはずの東京地裁の裁判が、こんな昔の裁判になっていいのか、と憤りの声が原告団から口をついて出ました。
 法廷に入りきれない仲間や外部への報告のため、用意した「不当判決」のビラを担当者が裁判所の外で掲げると、「ウワッー!」という声が広がりました。 
 裁判後、直ちに判決文を弁護団を中心に精査し、原告団・弁護団が記者会見して、抗議声明を出す一方、その他の原告団、弁護団は、各地の出席者からの意見表明や決意の表明などを行ない、さながら決起大会の様相でした。
 抗議声明では「本件判決は司法の役割を放棄した不当な内容であるから、原告らは東京高等裁判所へ控訴手続を行うとともに、他県の住民訴訟の原告らとも手を携え、引き続きたたかい続けることを表明する。今後とも、みなさまのご支援をお願いしたい」と訴えました。

 判決は、本文が87ページ、図・表を含め104ページの大部のものですが、内容には重みがありません。

1)却下
口頭弁論終結以前の支払差し止めを求める部分のほか、東京都水道局長が国土交通大臣に対し八ッ場ダム使用権設定申請を取り下げる権利の行使を怠るとの主張、及び、東京都知事らに八ッ場ダムに関し負担金等の支出命令をさせることの差し止めを求めた部分は、地方自治法242条の2第1項の住民監査請求の条件を満たしていない、とされました。

2)棄却
八ッ場ダムの利水については東京都の行った将来の水道需要予測及び水源評価に不合理な点は認められない。東京都は日本の首都であるから、利根川流域の各県と比較して安定供給に重きを置くことはむしろ合理的な理由がある。
治水については東京都が治水上の利益を受けることは全くないとは認められない。
貯水池周辺の地滑り等の危険性については,危険性が放置されたままの建設事業であるという事実は認められない。危険性の在る箇所について、国土省は再検討して修正を予定し、技術的に充分対応可能である、と認められる。
従って、国土交通大臣の納付通知に著しく合理性を欠くとは認められないので,本件支出命令が違法であるとは言えないので請求を棄却する、とされました。
 裁判後の、さながら決起大会での弁護団からの感想で「判決内容には恐れることはない。原告が提示したデータに全く触れずに判断している箇所、採用している被告の証拠を誤用している箇所、まともに応えずにはぐらかしている箇所、これらが、利水、治水、危険性の争点で多く存在している。これらを高裁への控訴理由準備書面で明らかにしていく。」と力強い発言がありました。
 私たちは、6都県の仲間とともに、しっかりと弁護団を支え、裁判を闘っていくとともに、市民にこの不当性を訴え、各議会での修正も勝ち取っていきましょう。
村越啓雄

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://yanbachiba.blog102.fc2.com/tb.php/102-3e374973