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高裁判決を受けて 

八ッ場ダム千葉訴訟 東京高裁の超不当判決を受けて
2013年10月30日

八ッ場ダムをストップさせる千葉の会 事務局


 判決言い渡しにあたって、101号大法廷の傍聴席もほぼ満席とすることができました。
県担当職員の傍聴者は、数を控えるよう申し入れをしたためか、ぐっと少ない人数で、3名ほど国交省職員とみられる顔もありました。

 開廷前に、代表取材のTV撮りを2分間行い、午後4時定刻に加藤新太郎裁判長が主文を読み上げ、「棄却」、「却下」の声が聞き取れたが、あっけなく閉廷。
 5都県からの応援も含めた原告団は速やかに裁判所を後にし、裁判所門前で「不当判決」の旗出しとともに、最高裁で闘っていくぞ、とシュプレヒコールをしました。

その後、弁護士会館に移り、及川弁護士が判決要旨を速読し、西島弁護士とともに東京判決よりひどい「超」不当判決であると、分かりやすい解説を受けましたが、参加者はこの怒りを早速、最高裁上告の委任状作成にぶつけた後、散会しました。

 一方、弁護団は記者会見に向けて、別会場で判決文の評価・分析作業に入り、高橋弁護団長、大川副弁護団長、大木事務局長はじめ、群馬、東京、茨城から全体弁護団の皆さんが駆けつけてくれ、「東京高裁判決に対する抗議声明」をとりまとめました。

 午後5時30分からの記者会見では、高橋弁護団長、千葉の中丸事務局長、広瀬弁護士
山口弁護士、村越原告代表が対応し、記者は司法記者会のほか、千葉からは東京新聞、朝日新聞、読売新聞の参加がありました。

原告団のコメントや質疑応答で印象に残った言葉から、順不同で一部ご紹介します。
◎弁護団より
・3月29日東京判決の判断枠組みをベースにした「極悪判決」
・事実認定が杜撰
・事実認定に造詣が深いといわれている加藤裁判長だっただけに完全に裏切られ
た。 怒りに震えている。
・治水面での根拠については非科学的な疑問に一切答えず、日本学術会議が国交省にお墨付きを与えたことをもって裁判所の結論としている。事実認定を正確にし、評価する司法の役割を果たしていない。
・事実認定をしないで権威による結論を尊重したのは、致命的欠陥。
・東京判決をフルコピーし、「国の納付通知に地方は従わなければならない」とした上意下達の枠組みを示した。
・治水面での不当性を詳細に分析した学者に対し、「専門外」と言い放ち、中身を評価しないのは卑怯だ。

◎原告代表より
・地裁から高裁までの9年間、手弁当で弁護活動を続けてくれた弁護団に心から感謝する。これこそ住民訴訟の神髄だ。一方、県は職員給与削減も行うほどの財政難にもかかわらず、700億円を支出する八ッ場ダムの具体的なメリットを示してこなかったのは遺憾だ。引き続き最高裁で闘う。

◎八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会代表 嶋津さん
 ひどい判決だ。内容だけでなく手抜きをした判決文で、内容は3月29日の東京訴訟の高裁判決の判断をほとんどそのまま踏襲し、東京訴訟87ページに対して、千葉訴訟は55ページしかない判決文だ。判断を示すテーマがかなり限られており、時間をかけずに判決を書いたのではないかと思われる。
加藤新太郎裁判長は著書が多く、法曹界では名が知られた裁判官で、ざっくばらんな性格なので、それなりの判断を示すのではないかと思ったが、全くの期待外れだった。
残念ながら、裁判官というものは行政の補完的存在でしかない、と感じられた判決だった。



判決要旨2013/10/30
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/chiba_k/chiba_k_hanketsu_yoshi.pdf

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