「八ッ場ダム建設を中止せよ」朝日新聞 投稿 2009/4/15 

【八ッ場ダム建設を中止せよ】無職 桜田 久(63 千葉県松戸市)

国交省が大津市の大戸川ダムの建設計画の凍結を発表した(4月1日朝刊)。

流域の3府県知事が建設に反対した結果である。
国交省は国の直轄事業であっても、地域の民意は無視できないことを認めざるを得なかったのだ。
しかしあくまで凍結であって、計画を撤回したわけではない。
首都圏には、1都5県にかかわる群馬県長野原町の八ッ場ダム事業がある。1952年に計画され、総事業費は国内のダムでは最高額の約4600億円。半世紀余りも頓挫していた本体工事が、今年度にも始まるらしい。

私は、治水の面では利根川水系に現在あるダムで十分で、森林の育成や遊水池を施工するべきだと考える。
水は余っているとも聞く。ダムになれば、川原湯温泉も吾妻渓谷も失われる大規模な自然破壊と、財政難に苦しむ地方の分担金が問題である。
国交省は、一度決めた事業であっても、必要性を失った事業は、やめることこそ在るべき姿ではないか。
巨額の税金を投入する無駄な事業からの撤退を求める。
朝日新聞 2009/4/15
朝日新聞090415

八ッ場ダム推進を明確にした森田健作千葉県新知事 

選挙期間中、八ッ場ダム建設について
「この問題は千葉県単独の事業ではないため、関係都県との調整が必要。
また全体の建設費が9000億円、千葉県の負担金も780億円に及ぶことから、関係都県と協議、検討した上で対応を考えるべき。」
とコメントしてきた森田健作千葉県新知事、実は「基本的には賛成だった」として、八ッ場ダム建設推進を宣言する形となった。

有権者は、候補者がどういった政策を取るか知って初めて自分の意にかなった首長を選ぶことができる。
選挙中は慎重論とも取れる発言をしながら、当選後に「本心」を明かし「やらなければダメだ」とまで言い切る森田氏の行為は、県民に対する大きな裏切りであろう。
ご自身の政策を正しいと思い、自信があるなら、なぜ選挙期間中からそう主張しないのか?
しかも彼には「4年」も千葉の問題を研究する時間があったはず。

直轄負担金の問題や地方分権改革推進が叫ばれる中、これは全くの逆走と言わねばならない。
以下に新聞記事と関連テーマのブログをいくつか紹介する。

群馬・八ッ場ダム建設:森田知事、推進に協力 議連1都5県の会に出席 /千葉(毎日新聞 2009年4月11日)
 ◇「早期完成へ賛同」

 先月の知事選で争点となった八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の建設の是非について、選挙中態度を明確にしなかった森田健作知事は10日、都内の会合で「治水、利水の両面からやらなければ駄目だ。早期完成に向け、千葉県も賛同したい」と述べ、ダム建設推進に協力する姿勢を鮮明にした。【倉田陶子】

 森田知事は、関係都県の地方議員がこの日結成した「八ッ場ダム推進議員連盟1都5県の会」に出席し、ダム推進の立場で国に協力するとの考えを表明した。会には当初副知事が出席する予定だったが、森田知事は急きょ出席を決めた。

 森田知事は知事選では八ッ場ダムに言及せず、賛否を保留。選挙時の取材に「千葉だけの問題ではなく、当選後に情報を集め精査する。軽々には判断できない」としていた。

 設立総会に来賓として出席した森田知事は「知事選でも反対、反対の大合唱だったが、自分の県だけがよければいいというエゴを言ってはいけない」とあいさつ。「基本的には賛成だった。(当選後に)県庁職員の説明も聞いた。万が一のために1都5県でスクラムを組むべきだ」と話した。ただ、県負担金の財源については「(ダム建設)予算の縮減を国に働きかけていく」と述べるにとどめた。

 県水政課などによると、八ッ場ダムは52年、治水、利水など多目的ダムとして利根川上流に計画され、総貯水量1億750万立方メートル、総事業費4600億円。水没世帯は300を超え、県内外で反対運動も起きている。

 千葉県はダム事業に参加し、本体建設分で401億円、地元振興策でも数十億円を負担する予定。




永年「八ッ場ダム」に関わり、この問題に精通している千葉県議・川本氏のブログに分かりやすい説明がある。千葉県新知事が誰であろうと、当選後に推進を即断できるような問題ではないことがよく分かる。以下引用↓↓

 言うまでもないが、県民負担760億円(利息を含む)の八ツ場ダムは、治水・利水上も不要で環境破壊以外の何物でもないことは議会の論議、裁判でも明らかにされてきた。それでもこの事業が進められるのは中央官僚、建設業者、自民党利権族らが「おいしい」生活をしたいためだ。財政厳しい折、知事には国が押し付ける公共事業のノーという見識が求められる。八ツ場ダムはその試金石だ。

(中略)

現地にも行かず、異を唱える立場の意見も聴かず、膨大な資料にも目を通さず(もっとも、「理解能力」そのものが疑わしいが)、官僚のいうがまま、精査せず軽々と判断した。
中央官僚も、検討課題山積みで実現困難な「アクアライン800円化」「成田・羽田リニア構想」を餌に、森田に「何でもOK」と言わせることができると確信したのではないか。

引用ここまで↑↑(全部読む)

その他の関連ブログ
【森田健作告発:告発人が700人を超える】 @「カナダで日本語ブログ」
【官僚の手の平で踊る森田知事、またウソを「告白」~八ツ場ダム「基本的には賛成だった」】@「川本幸立blog」
【新聞の「書評」を書いた。初めて/岩波書店の「川辺川ダムはいらない」著者・高橋ユリカさん】 @「てらまち・ねっと」
【八ッ場ダム推進へ。危うすぎる森田知事】 @ 「willwin's blog」

第6回里山シンポジューム 

第6回里山シンポジュームのご案内
里山と食料2009

◆里山シンポジウム
日時:平成21年5月17日(日) 12時30分から 
会場:志津コミュニティーセンター(佐倉市井野794-1)  
定員:400名(当日先着順です)  
内容:パネルディスカッション テーマ「里山に託す私たちの未来~里山と食料・水・木材」   
問合:里山シンポジウム実行委員会事務局
    電話:03-3824-6071

パネルディスカッション テーマ「里山と食料・水・木材」(案)
里山シンポジューム実行委員会副会長 栗原裕治さんからの提案です。

今でこそ食料の多くを海外に依存していますが、平地の少ない日本は大規模農業には適しませんが基本的には食料生産に適した地域です。暖流と寒流がぶつかる日本列島は、暖流が運ぶ大量の水蒸気によって適度な降雨・降雪があり温暖湿潤な気候に恵まれています。今から7千∼8千年前の縄文早期後半ら縄文前期の頃の縄文人は、既にかなりの食料生産を管理していたと推測されています。

弥生時代に大陸から灌漑施設等を含む水田稲作の技術が入ってくると、日本人は長い時間をかけて、より安定的に食料を生産できる持続可能な生活基盤をつくりだしました。
それが日本の原風景といわれる里山です。里山で暮らす人々は、自然の恵みを最大限に引き出すとともに、各所に氏神を祀り、神(=自然)の恵みに感謝してきました。

今回の「里山と食料・水・木材」はあらためて里山の価値について、再評価してみようとするものです。

千葉の典型的な里山をイメージすると、里山には田畑や集落があり、水田に水を引くことができる中小の川が流れています。佐倉市の場合は、それらの川は水田を潤して印旛沼に注ぎます。一方、それらの川の源流には谷津があり、その斜面林から上部の台地にかけて二次林(=里山林)が広がります。この谷津は、湧水や斜面林からの絞り水に恵まれ生物多様性の宝庫で、谷津田として食料生産の一翼を担ってきました。また、里山林も里山に暮らす人々によって手入れされて周期的に若返り、木材や燃料の供給基地になるとともに、大量の地下水を涵養してきました。

里山の価値は、人間が自然と共生することによって、食料、水、木材に代表される多くの自然の恵みを安定的に引き出すことを可能にした点にあります。里山を通して地域の循環社会が成立していたといえます。

また、高い山がない千葉県は森林率が全国平均の半分ほどですが、地下水は豊富です。
群馬県や栃木県に降った雨や雪が河川だけでなく、地下水となって千葉県に流入しているからで、他県の森林からの恵みも千葉県は活用してきました。

今回のパネリストの方々は、里山の恵である食料、水、木材にそれぞれ関わりがあります。そこで、「もし、里山がなくなってしまったらどうなるか」「里山を未来に引き継いでいけるようにするにはどうしたらよいか」という視点から、発言していただきたいと考えています。

◆里山体験コース
5月9日(土)植樹体験と今シーズン最後のイチゴ狩りコース(山武市)
5月10日(日)米沢の森で里山活動とハイキング自然観察コース(市原市)
5月16日(土)森林整備と田園空間「まほろばの里」で採れたてマッシュルームを味わうコース(香取市)
5月24日(日)「南房総おんだら山」~里山活動とわらじづくりコース(南房総市)

里山体験コースのご案内、申し込みはこちら

八ッ場千葉の運動にご支援を 

千葉の村越です。
 八ッ場ダムをストップさせる会の皆さん。八ッ場訴訟弁護団の皆さん。支援いただいている市民の皆さん

 ご案内のように、千葉県知事選挙につきましては八ッ場ダム事業に反対する候補者が落選し、慎重に審査する、と公約していた森田健作氏が当選したものの、翌日には前向きに考える、当選4日目には、八ッ場ダムは必要だ、と広言しました。

 一方、政治活動について、企業献金の政治資金規正法違反(外資系企業からの違法献金)、政治団体から資金管理団体へのトンネル献金、完全無所属と名乗ったものの実は自民党東京都支部長、などの公選法違反と法違反を繰り返していた実態が次々に明るみに出て、政党にあきたらないで完全無党派候補に投票した有権者が、だまされた、と怒りは頂点に達しています。

 この違法行為を追及しようと、八ッ場ダムをストップさせる千葉の会幹事を含めた幅広い発起人で告発を呼びかけたところ、500名以上の賛同を得て、公選法違反を中心に告発することになり、代理人に八ッ場弁護団の西島和弁護士の内諾をいただき、11日に「森田健作氏を告発する会」を立ち上げ、15日に告発状を提出して、粘り強く成果を挙げるまで運動をつづけることをちかいました。
 また、八ッ場訴訟弁護団の皆様のお知恵とお力をお貸しいただいて、森田健作知事の法違反を告発して有罪に追い込み、八ッ場ダム反対の知事を実現させるべく、「公職選挙法違反及び政治資金規正法違反告発事件」の代理人に登録をお願いしています。 八ッ場ダム訴訟と並行して取り組むことは、中々に困難も出てくることも想定されますが、共に取り組んでいる八ッ場の皆さんのご支援を糧に、頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。

アースデイ東京2009 に参加します 

今週末の18・19日、代々木公園で【アースデー東京 2009】が開かれ、私たちも例年どおり、「やんばあしたの会」で出展します。

「愛と平和を謳う」コンサートや、「未来をグリーンに変える強烈パンチ」トーク、「旬の食材」「地産地消」「フードマイレージ」をキーワードにした飲食エリア、など楽しさ満載。
楽器&音響の電力は使用済み天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料によって発電されます。

お越しの際は、私たちのブースにも気軽に声をかけて下さいね。

アースデイ東京2009 ~地球のことを考えて行動する日
4月18(土)19(日) 会場 代々木公園、渋谷、原宿ほか
詳しくは、HPをご覧下さい。
http://earthday-tokyo.org/

「無駄な公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」参加 

「八ッ場ダムをストップさせる千葉の会」は以下のイベントに賛同・参加します


【無駄な公共事業の徹底見直しを実現する全国大会】


100年に1度の大不況」「GNP12%下落」「株価の暴落」・・・。
2兆円をばらまいて消費を促す、公共事業の前倒しで仕事を作る・・・・。
根本的な経済政策はまったく改革される気配がありません。

こんな対応では「経済政策」と称して、ダム・砂防ダム建設、高速道路・林道建設、ごみ処分場建設、干潟埋め立てなど、自然と地域社会を破壊するだけでまったく不要な事業に予算がつぎ込まれてしまいます。
今こそ、無駄な公共事業批判を国民運動として、また、近々予定される衆議院選挙の争点として、旗を揚げる時と考えます。
無駄な公共事業を中止に追い込むことを運動として担ってきた仲間たちが結集して実行委員会を結成、 ムダな公共事業包囲網づくりを目的にすえた一大集会を開催します。

日 時: 2009年4月25日《土》 14時から16時(2時間)
場 所: 日本教育会館 8階 第一会議室(300名収容)
(〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2 TEL03-3230-2831).
内 容: 基調講演・野党各党挨拶・市民リレートーク・来場議員紹介・大会宣言

皆さまへのお願い
無駄な公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」は、多くの皆さんが無駄な公共事業の徹底見直しを求めていることを国会議員に知っていただくことを目的にしています。
この目的を遂げるため、この集会の賛同団体を募っております。
下記「大会宣言(案)」に賛同いただいた上で、よろしくお願い致します。
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【大会宣言(案)】
「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」に集う私たちは、総選挙に臨む政党・候補者に対し、公共事業の徹底見直しを重点公約として掲げるよう、強く求める。
公共事業の見直しに当たっては次の「3原則」を基本とすべきである。
  1. 聖域なき情報公開
  2. 住民参加の徹底
  3. 見直し中の工事凍結
私たちは、この宣言に賛同する政党・候補者の躍進を大いに期待するものであり、ムダな公共事業への姿勢を投票の判断基準とするよう、有権者に対しても広く呼びかけていく。

2009年4月25日
 「ムダな公共事業の徹底見直しを実現する全国大会
参加者・賛同者一同



皆さまへの具体的なお願い
下記のどちらかについてご協力いただけると幸いです。
1: 皆様が関係されている運動の対象公共事業の事例をたくさん紹介する資料を作成・配布します。この集会に賛同いただき、皆さまの団体が関わられている事例をご紹介ください。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yakkun/suigenrennnope-zi2/suigenrennope-zi2.htm
の「緊急案内」から「無駄な公共事業事例記入書」をダウンロードされて必要事項をご記入のうえ、添付FILEにて4月15日までに送付をお願いいたします。

2: 事例紹介が難しい場合、この集会の賛同団体になってください。
上記サイトから「賛同団体応募書」をダウンロードされて必要事項をご記入のうえ、4月15日までに送付をお願いいたします。

上記ホームページ上からの「添付メールで送信」が難しい場合は、下記宛に送付してください。
           送付先   遠藤保男  mizumondai@xvh.biglobe.ne.jp  
            電話 & FAX 045-561-8186

チラシも含め、関連情報は【水源開発問題全国連絡会(水源連)】のページご参照ください。

無駄な公共事業の徹底見直しを実現する全国大会」実行委員会
  連絡先  遠藤保男  mizumondai@xvh.biglobe.ne.jp 
  電話 & FAX 045-561-8186