第2回総会 

第一回裁判の後、弁護士会館で弁護団から裁判の解説の集会があった。
左の写真は、第一回口頭弁論がうまくできたと激励と感想を述べられた中丸弁護士。(その右は菅野弁護士と中村代表と入江幹事)
2005年3月13日千葉市弁護士会館で↓
弁護士1

右の写真は弁護士の話しに聞き入る原告と傍聴者たち
2005年3月13日千葉市弁護士会館で↓
傍聴人1

八ッ場ダム事業をストップさせるために現地を訪れた市民視察団。
後ろの山は地滑り防止のコンクリートで固められている。こんな危険な場所にダムが予定されている。
視察

第一回訴訟開廷 

3月11日(金曜日)10時30分、千葉地方裁判所501法廷で第一回口頭弁論が行われた。法廷は地裁民事で一番広い部屋だったが、弁護士6名の他、原告席に23名、傍聴席に36名の満席で、入れなかった傍聴者3人が外での待機を余儀なくされ、(傍聴者入廷後に来たので)マスコミ3社も廊下での取材だった。(入れなかった皆さん申し訳ありませんでした。ここでお詫びします)
keikoku.jpg

 最初に原告、「八ッ場ダムをストップさせる千葉の会」代表の村越啓雄さんがパワーポイントを使用し、グラフや数値データをスクリーンに投影しながら、八ッ場ダム事業のそもそもから説き起こし、その治水に対する無効性、次に千葉県の水あまりの現状と将来、最後に八ッ場ダムが予定されている吾妻渓谷の地滑り危険性などを訴えて、八ッ場ダム事業は中止すべきとした。

 続いて共同代表の中村春子さんが、佐倉市飲料水として美味しい地下水を利用したい。そのためにも八ッ場ダムからの水が不要であること、佐倉市、習志野市、船橋市などそれぞれの議会から八ッ場ダム事業の見直しの意見書が知事宛に出されていること、そして巨額工事費が千葉県財政を圧迫するであろうと訴えた。

 最後に菅野泰弁護士が八ッ場ダムがむだな公共事業であること、上水道としても工業用水としても不要であり、治水にも役に立たず環境を破壊すること。国の事業であるが、県はもっと独自の立場から調査検討して決定すべきものであることなどを陳述した。

 裁判長はスクリーンの上の数字やグラフや景観を熱心に見ていたが、またそれぞれの陳述に耳を傾けていた。

 被告席(代理人・伴弁護士)から取り立てた反論はなかったが、答弁書をみると、「ダムの使用権」は「財産」にあたらないから地方自治法の「財産の管理を怠る事実」にあたらない、従ってこの裁判を却下すべきであるというような形式論的反論に終始し、正面から弁論しようとする姿勢にいたらなかったが、次回法廷では共同訴訟参加の訴状についても意見を述べるので、内容が膨大なので書面作成に2ヶ月欲しい、と裁判長に訴えていた。

 なお、監査請求をしながら訴訟に加わるのが遅れ、独自に提訴した4人の訴訟について、共同訴訟参加として、われわれの訴訟と一緒に審議していくことに同意されました。

閉廷後、弁護士会館で裁判の解説がされたが、弁護団から第一回の冒頭陳述であるが幸先のよいスタートと感じられたと感想があった。さらに、原告と傍聴者の熱気が法廷をも動かすものだから今後もぜひ傍聴を続けて欲しいなどとの話があった。

 次回法廷は5月27日(金曜日)10時30分から開かれる。同法廷(501号)か、刑事訴訟で使用される一番広い部屋(301号)が予定された。

  「あれこれ」に裁判終了後の弁護士会館での集会の写真があります。

第1回裁判の記録 

日時 :2005年3月11日(金)10時~11時
場所 :千葉地方裁判所 501法廷(5階)
パワーポイントを使用し原告の意見陳述が行われました。多くの人が傍聴し、
市民の関心の高さを示しました。裁判の後、説明会を開き
裁判所でのやりとりを解説しました。
場所:弁護士会館  1時間くらい
内容:弁護団からの説明、意見交換、各地の状況報告
集合:10時 千葉地裁玄関前( 千葉県千葉市中央区中央4-11-27)
   JR総武線・内房線・外房線千葉駅から徒歩10分,京成千葉線千葉中央駅から徒歩8分

設立総会 

第1回裁判終了後、設立総会を開催しました。
規約の承認、役員の承認、当面の運動方針などを審議して、満場一致確認され、八ッ場ダムをストップさせる千葉の会がここに発足しました。

八ッ場ダム事業への負担金支出差し止め住民訴訟が始まりました 

 八ッ場ダム事業への負担金支出差し止め住民訴訟が始まりました。
 法廷での傍聴など皆様のご支援をお願いします。
● 住民の請求内容
この事件の被告は、知事と水道局長および企業庁長です。そして、原告(私たち)は、この訴訟で次の2点を求めています。①八ッ場ダム建設にかかわる利水負担金と治水負担金の支出の差し止め。②過去一年間に支出したこれら負担金を県に弁済すること。
● 主な争点・論点
 私たちは次ぎのような主張をしています。
  ①八ッ場ダムは利水の面でも不要。  
  ②治水の面でも役立たない。
  ③その上、安全性にも問題があり環境を破壊する。  そして④このような不要で危険なダムの建設に関連して費用負担を行うのは地方自治法の定める「違法な財務会計行為」に当たり支出は違法である。
と法律構成をしています。④の論点は住民訴訟に特有のものであり、この主張の正当性を裁判所に認めさせないと、住民訴訟は「不適法な訴訟」となり、実体審理に入る前に裁判所は「訴え却下」、つまり門前払いをすることになります。
 しかし、不要なダムであることが明らかになれば、知事の支出行為の違法性は高まるのですから、訴訟の入り口論争だけでこの訴訟が適法か不適法かの決着がつくはずはありません。

● 裁判手続きの進行
 原告(私たち)の主張は「訴状」にしてありますが、裁判官を説得するために、次々と自分たちの訴えを「準備書面」にして主張を展開します。
 「関東圏の水余りの事実」、「カスリン台風による出水と被害状況」、「現行河川改修計画の問題点」、「利根川や吾妻川の治水特性」、「ダムサイトの岩盤の危険性」、「湖水域の地すべり特性」など、現場調査結果や学者・専門家の協力の下に得た知見を基に準備書面を作成します。弁護団と私たちの力量が試されるところです。
 第一回の裁判では、原告(私たち)代表数名も陳述する予定です。傍聴者にわかりやすく、少しでもおもしろい裁判にしたいと考えています。
● 法廷が終わった後に
 毎回の法廷が終わった後に、参加していただいた方々へ、当日の裁判手続きの中身を、弁護団から解説していただきます。
● 裁判終了後、弁護士会館へお集まりください。長期戦が予想されます。みなさん、健康に気をつけながら、雨や山や川や水、そして裁判のことも勉強して、八ッ場ダム建設の愚かさを多くの人たちにひろめていきましょう!!