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参院選立候補者に八ッ場アンケートを実施 

投票行動への一助にしようと、参院選立候補者に八ッ場ダムへの対応をアンケートし、6都県の原告団で実施しました。
対象は、比例候補者は除き、各県選挙区立候補者。
設問は、6月14日に各選挙事務所に郵送し、6月22日までにFAXでの回答を求め、期限に届かない者が多かったため、期間を延長し、各選対の責任者に訪問、もしくは電話確認で返事を促し、26日17時に締め切りました。
結果は回答者が5名で、未回答者は4名でした。

→ちばのアンケート結果はこちら「八ッ場アンケート2010

アンケート2010
*クリックで拡大↑↑↑


八ッ場ダム中止に賛成者は、小西、道、斉藤、の3名。中止に反対は、椎名、猪口の2名でした。
他の都県候補者については、八ッ場連絡会のHPでご覧ください



【アンケート設問】

Q1 あなたは八ッ場ダム建設中止についてどう考えますか?
あなたのお気持ちに近い番号を○で囲ってください。
(1)中止に賛成(→Q2に進んで下さい)
(2)中止に反対(→Q3に進んで下さい)
(3)どちらともいえない/分からない
(4)その他(具体的に)

Q2 Q1で建設中止に賛成と回答された方にお聞きします。
建設中止に賛成される理由を○で囲ってください。(複数回答可)
(1) 水需要が減っていく時代になったので、八ッ場ダムの水源は必要ない
(2) 八ッ場ダムは洪水を防ぐ役には立たない
(3) 脆弱な地盤にダムを建設すると災害の危険性がある
(4) 吾妻渓谷などの自然環境を破壊する
(5) ダム予定地の地域社会を崩壊させる
(6) 税金の無駄づかい   
(7) その他(具体的に)

Q3 Q1で建設中止に反対と回答された方にお聞きします。
建設中止に反対される理由を○で囲ってください。(複数回答可)
(1) 水道水源確保のために八ッ場ダムが必要
(2) 利根川の氾濫防止のために八ッ場ダムが必要
(3) 地元住民の生活再建のために八ッ場ダム事業を中止すべきでない
(4) 景気対策のためには八ッ場ダム建設工事を続行すべき
(5) その他(具体的に)

Q4 Q1で建設中止に賛成と回答された方に地元の生活再建問題についてお聞きします。
八ッ場ダム予定地の住民は、長年のダム問題に翻弄され、経済的にも精神的にも疲弊し、地域社会は崩壊の危機に立たされています。
ダム中止後に地元の地域再生、生活再建を進めていく上で必要と思われることを○で囲ってください。(複数回答可)
(1) ダム中止後の生活再建・地域再生支援法の制定
(2) 地元住民を中心とした新たな地域再建計画
(3) 地域再建事業への国と6都県の費用負担
(4) 地元住民への生活再建支援金(個別補償)
(5) 地元住民への精神的補償
(6) その他(具体的に)

Q5 談合問題についてお聞きします。
八ッ場ダム事業に関しては、落札者が一部業者に集中していることや落札率が非常に高いため、談合の可能性が強いことが指摘されています。このことに関してあなたのお考えに近い番号を○で囲ってください。
(1) 談合は犯罪である。断固として排除すべき、
(2) 談合は排除すべきだが、地元零細企業には一定限度内で公平な形での優遇策はあってよい
(3) 入札手続きは公正に行われているはずである。一部業者に落札が集中したとすれば結果としての競争力である
(4) その他(具体的に)

Q6 以上の他に、八ッ場ダム問題に関してご意見がありましたら、お書きください。



→ちばのアンケート結果はこちら「八ッ場アンケート2010

公開質問状の回答は「相変わらず」だけど 

9月2日、千葉県知事宛てに提出した公開質問状への回答が届きました。
「洪水対策に必要」「地元住民は望んでいる」という、相も変わらず使い古しのゴム印で押したような内容。しかも森田知事本人の言葉ではありません。

常に正確な知識を求め、物事を正しく見極めたいという皆さんのために、当会ではまだマスコミ報道されていない数字のカラクリから洪水とダムの関係まで、徹底解説した「みんなの八ッ場 パーフェクトガイド」を用意しました。
日本の将来を大きく変える分岐点の象徴【八ッ場】。
図解も交え、石原都知事も目からウロコの分かりやすい解説です。
これを読めば、あなたも日本の明日が見えてきます。

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公開質問状の回答

公開質問状 

森田知事に公開質問状を提出しました。
回答期限は9月14日としました。
また、本日9月8日には報道関係者へ事業の現状等へのレクチャーも予定しています。



2009年9月2日

千葉県知事 森田 健作 様

八ッ場ダムをストップさせる千葉の会
共同代表 中村 春子 村越 啓雄

公 開 質 問 状

 日頃より千葉県民のためにご尽力いただき、感謝いたします。
私たちは、必要性を失ったうえ負の遺産として次世代に禍根を残すであろう八ッ場ダム事業の中止を求めて活動している市民団体です。
  八ッ場ダム問題は千葉県知事選において争点の一つとなり、また衆議院議員選挙でも無駄な公共工事の代表例として取り上げられました。森田知事は知事選挙で の私共のアンケートに対して「八ッ場ダム事業は巨額の費用を要するもので、精査しなければならない。」とご回答されました。
しかし、当選後に開かれたダム推進議連の会合で「この事業はやらなければ駄目なのだ。最初から賛成だった。」と直ちに前言を翻しました。
 また、7月26日に八ッ場ダム現地を視察された後、「中止したら大変なことになる。」と発言されたことも報道で知りました。
知 事は8月6日の定例会見で「進捗状況は70パーセント…わーっと思うぐらい相当の勢いでできていますし」と述べられましたが、これは国交省の予算ベースの 数値であり、2009年3月末の国道付け替え工事の完成区間は全体のわずか6%で、本体工事は未着工です。国交省の都合の良い場所を視察され、国交省担当 者からの偏った説明を受けて判断された上でのご発言ではないかと推察いたします。
八ッ場ダム事業がこれほど問題になるのは、それだけの理由がある とお考えにはならないのでしょうか。貴職は千葉県民の信託を受けて知事に就任されているのですから、本事業に対する充分な情報を得た上で判断すべきであ り、軽々に発言することがあってはならないと考えます。そこで、森田知事のご認識を再度伺いたく、以下の質問にお答え下さるようお願いいたします。

l. 八ッ場ダム事業については、国および千葉県の人口が将来的に減少していく中で新たな水源開発の必要性がないこと、3度にわたる計画変更と事業費増額、工期 延長と完成時期の不確実性、巨額の直轄負担金やダム本体や地すべりの危険性などが指摘されています。国においては民主党を中心とする新政権が発足し、八ッ 場ダム建設中止に向けての具体的な対応が協議されていくところですが、改めて現時点におけるダム事業への参画についてのご認識をお聞かせください。千葉県 民にとっての必要性について、明確なご説明をお願いします。
 
2.ダム建設計画が持ち上がった当初、反対運動を続けていた現地住民の方々 は、半世紀にわたって本事業に翻弄され、現在に至っています。知事は視察後、「現地はダム推進を望んでいる」と発言されました。そこで伺いますが、知事は 現地における経緯をどのように理解され、このような発言をされたのか、お答え下さい。

公務ご多忙とは存じますが、以上2点について、9月14日までに下記の宛先まで文書にてご回答下さるようお願い申し上げます。
 なお、この公開質問状については、ご回答の有無も含めて当会のホームページに掲載し、報道各社へも情報提供することをご承知置き下さい。
 以上、よろしくお願いいたします。




     ご回答先 〒285-0825 
           千葉県佐倉市江原台2-5-29
          八ッ場ダムをストップさせる千葉の会
                   中村 春子 宛

衆院選2009 八ッ場ダム建設事業に関するアンケート 

報道関係 各位
2009年 8月14日
八ッ場ダムをストップさせる千葉の会
代表  中村春子
村越啓雄

衆院選候補予定者への「公開質問状」の回答結果

 八ッ場ダムをストップさせる千葉の会は、8月30日投票予定の衆院選挙立候補予定者、千葉県選挙区の45名の方々に公開質問状を提出し、回答結果を別紙のとおり集計したのでお知らせします。
 なお、各政党については、八ッ場あしたの会が実施し、その結果については、HPなどですでに公表しております。
 
 八ッ場ダム事業については、千葉県にとって不要であり、危機的な県財政にとって見過ごすことの出来ない財政負担を中止させるため、関係する6都県の住民と共に各地方裁判所において住民訴訟を提起し、また八ッ場ダムに反対する地方議員の会の結成や、千葉県知事や議会会派へも理解を求め、民主党をはじめとして、各政党にも理解を求めてきた経緯についてはご案内のとおりです。
 このたびの衆院選挙に際し、立候補予定者からの公開質問状の回答結果について、会員および会の運動を支援していただいている県民にご案内し、衆院選挙の投票行動につなげることとしております。
以 上




八ッ場ダム建設事業に関するアンケートの回答結果(2009年8月14日)


2009年衆議院議員選挙を控え、当会では8月3日現在の選挙区立候補予定者(県選挙管理委員会の説明会参加者名簿より、無所属は除く)45名にアンケート用紙をファックスで送りました。その結果は次の通りです。
なお公明党は選挙区立候補予定者がおりません。

回答の状況
民主党:13名中11名で 84.6%   
自民党:13名中 8名で 61.5%  (6名が「回答しない」という回答)
共産党:5名中 5名で 100 %  
社民党:1名中 1名で 100 %
幸福実現党:13名中0名で 0 %

回答率は全体で55%ですが、幸福実現党を除く回答率は78%でした。

質問1.八ッ場ダムへの関心度については、全員が「関心をもっている」で、八ッ場ダム建設事業の重要性をどの党も認識していることがうかがえます。

質問2.八ッ場ダム建設事業への意見は、民主党、共産党、社民党は全員 「八ッ場ダム事業は中止すべきだ」と回答。
自民党は全員「八ッ場ダムは建設すべきだ」と回答。「どちらか判断つかない」はいませんでした。

質問3.建設反対の方(17名)の反対理由(複数選択可)は、「水需要が減っていく時代になったので、八ッ場ダムの水源は必要ない」「税金の無駄づかい」がそれぞれ17名で、全員がこの二つを重要課題ととらえていることがわかります。
「吾妻渓谷などの自然環境を破壊する」が11名、「八ッ場ダムは洪水を防ぐ役には立たない」が10名、「脆弱な地盤にダムを建設すると災害の危険性がある」が8名、「ダム予定地の地域社会を崩壊させる」が7名、「その他」は2名でした。

質問4.建設賛成の方(2名)の賛成理由(複数選択可)は、「水道水源確保のために八ッ場ダムが必要」「治水のために必要」「その他・・・一面だけでなく総合的判断」それぞれ1名でした。国土交通省の説明そのままです。

質問5.ダム中止後の地域再建については、回答は建設反対の方(17名)のみでした。どのような支援、手当が必要かとの問いに対し「地元住民を中心とした新たな地域再建計画」が15名、「地元住民への生活再建支援金」が13名、「地域再建事業への国と6都県の費用負担」が11名でした。

民主党、共産党、社民党は、地域再建の支援の必要性を認識していることがわかりました。

■アンケートを実施して
 実質的な選挙運動に入っている期間にアンケートをさせていただいたが、回答率78%(幸福実現党を除く)の回答は、八ッ場建設事業に対する高い関心がうかがえ、私たちの運動がこの結果をもたらしたものと理解したい。

 政党による回答率の偏りが顕著にみられるが、幸福実現党の回答者ゼロは論外として、自民党の皆さんも有権者からのこのような問いかけの機会に積極的に対応されて、新しい政治を目指す姿勢を示していただきたいものである。

アンケート回答内容の詳細は、これ! クリックで拡大します↓
2009衆院選 公開質問状

2009衆院選 公開質問状 html版はこちら


八ッ場あしたの会から

千葉県知事選挙立候補予定者への公開質問状回答 

設 問吉田たいらさん八田英之さん
八ッ場ダム計画はすでに治水と利水の両面で必要性がなくなったという指摘がなされています。
八ッ場ダム計画の必要性についてどのようにお考えですか?
必要性がない必要性がない
ご意見千葉県の水需給予測、及び河川整備の点からみて、利水、治水の両面から必要ないと考える 
国に対して八ッ場ダム計画の見直しを求めますか?見直しを求める見直しを求める
千葉県として八ッ場ダム計画からの撤退を検討しますか?撤退を検討する撤退を検討する
撤退した場合でも、ダム計画で影響を受けた計画地住民の生活再建支援は必要だと思いますか?生活再建支援は必要生活再建支援は必要
ご意見ダム建設にほんろうされてきた地元の生活再建支援は必要である、法整備を急ぐべきである国の責任において・・・
住民や地元自治体の声を良く聞いて行うべきと考える
八ッ場ダムのように、大規模かつ長期化いている公共事業について、計画の中止や、見直しを求める住民意見を反映する仕組みづくりが必要であるとおもいますか?必要である。
とくに八ッ場ダムのように国の直轄事業は地方にいや応もなくおしつけられ、費用負担を求められるものである。地方分権及び河川法の趣旨に照らし合わせて、住民意見を反映させる仕組みを作るべきである
必要だと思います

◆一括で回答された方々

白石ますみ さん
厳しい県財政再建の道筋をつけていくためには、子供達の世代にツケを残さないよう、将来の県民増を避けることを第一に考え、安易な財政拡大を防止するとともに、優先順位の設定、厳格な事業選定を行っていくことがひつようであると考える。
ご質問の八ッ場ダム事業については、治水、利水の観点から事業の必要性は理解できるところであるが、ただ、闇雲に事業を進めるだけでなく、時代のニーズや進め方を検証した上で、事業費の削減など必要な見直しについても考えていくことも必要であると考えている。


森田健作 さん
この問題は千葉県単独の事業ではないため、関係都県との調整が必要。
また全体の建設費が9000億円、千葉県の負担金も780億円に及ぶことから、関係都県と協議、検討した上で対応を考えるべき。


ご回答いただけませんでした。

西尾憲一 さん
締め切りの3月5日までにご回答いただけなかったため、翌6日、事務所にご連絡し、7日午前中までお待ちするむね、お伝えしたが、回答はなかった。