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裁判の報告 

東京高裁まで応援傍聴に駆けつけてくださった皆様、ありがとうございました。
おかげさまで傍聴席を満席にすることができました。
以下、簡単にご報告します。



午後2時15分から始まった法廷では、裁判所から与えられた1時間20分の時間内で
大熊孝さん、嶋津暉之さんから新たな事実に基づく説得的な証言が展開されました。

河川工学の専門家である新潟大学名誉教授の大熊さんは、八ッ場ダムの必要性を導き出している根拠のおかしさについて証言。
洪水時に水が山を上ったというあり得ない洪水氾濫図など、国交省の出したデータや資料のデタラメさについてご自身が利根川江戸川有識者会議のメンバーとなって会議の場で指摘し説明を求めてきたこと、それに対する回答らしい回答も得られず、国交省は科学的根拠がないままダムありきの治水計画をつくったことなど、具体的な事実をあげて分かりやすく説明しました。
広瀬弁護士が大熊証人に尋問したのですが、お二人のやりとりが会話のようにとても自然であっという間に50分が過ぎました。

続いて嶋津さんと拝師弁護士のコンビで、利水面で八ッ場ダムが不要であることを明快に証言。
県水道と県工業用水について水余りの実態を分かりやすくグラフで提示し、人口減少にも拘わらず過大な水需要予測をしているのは、ダムに参画することが前提となっているからに他ならない、八ッ場ダム計画がなければ大阪府のように実績に基づいた水需要予測になるはずだと指摘。
千葉県が八ッ場ダムに参画する必要は全くないと力強く訴えました。

証人尋問が終わり、加藤裁判長は、被控訴人千葉県の従来からの主張、住民訴訟の申立てが「濫用」にあたるとしている点について、「学者で住民訴訟をせばめようとする学説をしている人がいるのか?」と県側代理人の伴弁護士に問いかけ、伴弁護士は「ありません」と顔を真っ赤にしながら、独自の主張であることを答えていました。また 原告側には「判断枠組みがおかしいということであれば、それを最終準備書面で主張してほしい」と投げかけました。

伴弁護士は裁判長から両証人への反対尋問をしないことを確認され、閉廷後に反対尋問に代わる意見書を出したい旨を発言。
これに対して原告側から「おかしい」「反論があるならば、この場でやるべきだ」との意見が出され、裁判長までも「反対尋問を放棄するくらいだから、いっそのこと出さなくてもいい」と発言。
結局、意見書を出すのであれば、6月25日までに提出するということになりました。
いつもは四角四面で堅苦しい雰囲気ですが、落研出身という名物裁判長の訴訟指揮で時には笑いも起こる法廷となりました。
詳しい解説は弁護団にお願いしたいと思いますが、わずかな希望が見えた法廷でした。

法廷には千葉弁護団をはじめ、群馬、茨城、東京の弁護士を含め11名の弁護団という強力な体制で県側を圧倒することができました。

40数席ある傍聴席は茨城、埼玉、東京からも応援傍聴に駆けつけていただき、満席。
被告側の県職員は十数名参加していました。
柵の中にも15名程度の原告が入ってぎゅうぎゅう詰めになりましたが、関心の高さを裁判所に訴えることができました。

次回の裁判は、7月17日(水)午後3時からです。
結審となる見通しですが、原告の意見陳述を含め、40分の時間が与えられました。
ぜひ応援傍聴に駆けつけてください。

                                    事務局 入江晶子
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東京高裁 裁判の日程 

東京高裁の裁判が下記の通り行われます。

2009年に控訴してから、進行協議を重ねてきましたが、いよいよ高裁での初めての弁論が行われます。
原告側証人として、治水については大熊孝さん(新潟大学名誉教授・河川工学)、利水についてはご存じ嶋津暉之さんが出廷します。
弁護団によれば、判決結果を左右するほどの新証拠が続々と出ているとのことです。
乞うご期待!
是非とも、傍聴をお願いします。
  
            記 
日時 6月3日(月)14:15~17:00 
場所 東京高裁の424号法廷 

なお、7月17日(水)15:00~ 同じく東京高裁で弁論が予定されていますが、最終弁論となる見通しです。
こちらの傍聴も、よろしくお願いします。

次回控訴審進行協議のご案内 

次回控訴審進行協議のご案内

日時  11月25日(金)午後4時~
場所  東京高裁
集合  午後3時50分 一階ロビー


どうぞ傍聴にいらしてください。

八ッ場ダム判決@千葉地裁いよいよ1月19日(火)政権交代後初で注目を集める 

6年目の千葉裁判もいよいよ1月19日(火)に判決を迎えます。昨年は東京、前橋、水戸の各地裁において「不当判決」が出されましたが、政権交代後、初めての判決となります

ご多用とは存じますが、ぜひ法廷に駆けつけて下さい。
なお、当日の法廷が201号法廷(傍聴席98席の大法廷)に変更となりました。
傍聴席を満席にして県民の関心の高さを示すために、周りの方への呼びかけにもご協力下さるようお願いいたします。
以下、詳細をお知らせします。

1.当日のスケジュール

11:50 県庁交差点前で街宣活動(30分程度予定)
12:30 傍聴整理券の交付開始(12:40までに並ぶ)
場所:新館と旧館の間の通路(新館の玄関近く=弁護士会館の向かい側)
並んだ人達に、抽選のための「整理券」を渡す
原告は不要
12:45ころに抽選
13:00 入廷(201号法廷)
13:10 判決言渡し
13:30 旗出し(正門前)
13:50 報告集会(市民ネットワーク・千葉県事務所4階会議室)
     *弁護団は別会場で記者会見後、合流
15:30頃 終了予定

判決日が延期 

 判決日が12月22日とされていましたが、民主党を中心とした政権に交代し、前原国交大臣の「八ッ場ダム中止」の発言により、状況が大きく変わりました。

 これを裁判に反映させるべく、裁判所に弁論を再度開始するよう、弁論再開申立を行いました。

 裁判所は、被告側の意見も提出させ、11月27日に原告・被告出席の進行協議で議論の上、このほど判決日の延期が通知されました。 その内容は、

 「弁論再開はしないが、判決期日は延期し、来年1月19日(火)午後1時10分から(601号法廷)とする」。

裁判所の延期決定により、八ッ場ダムストップとの判決が言渡されることを期待したいと思います。
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